炭水化物を抜かなくても改善できる！食後の眠気の原因と対策ーパーソナルジムplax浜松ー

2025年11月15日2025年11月26日

🍽️ はじめに

ランチのあと、どうしても眠気が襲ってくる…。

「食後に眠くなるのはなぜ？」「午後のパフォーマンスが落ちる…」
そんな悩みを抱えるビジネスマンは少なくありません。

しかし、食後の眠気は体の正常な反応であり、適切な対策を知れば大きく改善できます。

今回はその仕組みと、具体的な対策について解説します。

📌 目次

➡ はじめに
➡ 食後に眠くなる原因
➡ 食後に眠くなるメカニズム
➡ 食後眠気対策
➡ まとめ

1.食後に眠くなる原因とは？ -副交感神経が優位になる仕組み-

「食後眠気原因」を理解するためには、自律神経の働きを知ることが大切です。
食事をすると、体は消化・吸収のために副交感神経（リラックスの神経）を優位にします。

▼ 食事によって起こる体内の反応

・唾液の分泌が増える
・胃酸が分泌され消化を促進
・腸で消化液が分泌され栄養の吸収が進む
・膵臓からインスリンが分泌され糖質を細胞へ運ぶ

これらはすべて副交感神経を刺激するプロセスです。
つまり、「食べる＝体を休ませるモードに切り替える」行為なのです。

📌 ポイント：
そのため、食後に眠気が起こるのは生物学的に自然で、決して意志の問題ではありません。

２.食後に眠くなるメカニズム-セロトニンからメラトニンへ-

「ランチ後に眠くなる」理由のひとつは、ホルモンの働きにあります。副交感神経が優位になると、体内でセロトニン（リラックスホルモン）が分泌されます。

このセロトニンは時間が経つと、メラトニン（睡眠ホルモン）へと変換されます。本来メラトニンは夜間に分泌される睡眠物質ですが、日中でも食後をきっかけに少量生成されることがあります。

✔ セロトニンとメラトニンの働き

・セロトニン → リラックス状態をつくる
・メラトニン → 眠気を誘う

📌 ポイント： 食後約1時間ほどすると、メラトニンの影響で眠気のピークが訪れやすくなります。つまり、「食後に眠くなる」は体が正常に働いている証拠なのです。

3.仕事中の眠気を防ぐ方法 -食後眠気対策-

🔸 ① カフェインを利用してセロトニンの作用を“抑える”

眠気対策といえば「コーヒーを飲む」。
実はこれは感覚的なものではなく、科学的にも合理的な方法です。

▼ カフェインの主な作用

・セロトニンの働きを“阻害”し、眠気を感じにくくする

よく誤解されますが、カフェインは
「交感神経を無理やり興奮させる」よりも、リラックスホルモンの作用を抑える働きの方が強いと言われています。

そのため、食後にコーヒー・紅茶・緑茶を飲むのは極めて合理的な眠気対策です。
実は「アフターヌーンティー」や「食後のコーヒー」の習慣も、この効果に由来するとされています。

✔ 食後におすすめの飲み物

・コーヒー
・紅茶
・緑茶

➡ 食後30〜60分以内にカフェインを摂ると、眠気予防に特に効果的です。

🔸 ② 交感神経を刺激して“覚醒モード”に切り替える

眠気は「副交感神経」が優位になりすぎることで起こります。
そこで、軽く交感神経を刺激してバランスを整えるのが効果的です。

▼ すぐにできる交感神経アップ行動

・階段を数階分登る
・早歩きをする
・ 2〜3分間の軽いストレッチ

心拍数を軽く上げるだけで、眠気がスッと引きます。

📌 ベストタイミング：
食後1時間後（眠気のピーク）に軽く動くのが最も効果的。

カフェインと組み合わせることで、覚醒効果がさらに高まります。

▶ 例：最適な食後ルーティン

12:30　ランチ
13:00　カフェイン摂取
13:00〜13:05　階段 or 早歩き

➡ このセットだけで、食後の眠気は大きく軽減できます。

4. 食事制限は逆効果？ - 食事を抜く前にホルモンと自律神経を整えよう-

「眠くなるから炭水化物を抜く」「ランチを抜けば眠くならない」 という声もありますが、これは長期的にはおすすめできません。

❌ 食事を抜くことで起こるデメリット

・午後のパフォーマンスが低下する
・血糖値が乱れやすくなる
・夜に食べ過ぎる原因になる

📌 結論： 眠気をコントロールしたいなら、極端な食事制限ではなく「自律神経」と「ホルモン」の調整が重要です。

✔ おすすめの眠気対策

・カフェインの活用
・食後の軽い運動
・食後1時間の過ごし方を見直す

➡ これらの習慣の方が、健康的で午後のパフォーマンスも大きく向上します。

まとめ：食後の眠気は“正しい理解と工夫”で改善できる

食後に眠くなるのは自然な生理反応です。
ですが、ちょっとした対策を知って実践すれば、午後のパフォーマンスは大きく変わります。

✔ 食後眠気対策のポイント

・副交感神経の働きを理解する
・セロトニンとメラトニンの流れを知る
・カフェイン＋軽い運動で眠気をコントロール
・食事を抜くより、自律神経を整えることを優先

これらを意識するだけで、「午後の眠気問題」は大きく改善します。
明日からぜひ実践してみてください！

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この記事を書いた人

鈴木憲人